ゲーム制作を仕事にしたいけど、仕事が辛いって聞くよね。
ゲーム業界に転職して、後悔することがないか不安だな・・・
こんなお悩みにお答えします。
ゲーム業界に転職した後に多くの人が後悔した11の理由を紹介し、その後悔を防ぐための具体的なポイントを解説します。
ゲーム業界で11年働いている筆者の経験も交えて解説しますね。
ゲーム業界に入って後悔しないためには、転職先のリサーチがとても重要です。
それには、ゲーム業界専門の転職エージェントの活用が重要であることも解説します。
この記事を最後まで読むことで、ゲーム業界で後悔しない方法が理解できます。
転職成功に向けた具体的なステップを理解し、自信を持ってゲーム業界に挑戦してください。
- ゲーム業界に入って後悔したこと
- ゲーム業界で後悔しないためのポイント
ゲーム業界に転職した人が後悔した11の理由
ゲーム業界に憧れて転職を決意する人は多いですが、現実には厳しい一面も多々あります。
ここでは、転職後に多くの人が後悔した理由を11項目にまとめました。
- 給料が低い現実
- 長時間の残業
- 希望する仕事ができない
- 労働環境の過酷さ
- 高い離職率
- コミュニケーションの難しさ
- 職場文化のギャップ
- 会社の将来性への不安
- 売れない作品のプレッシャー
- スキルの過大評価による失敗
- 仕事のやりがいとストレス
ゲーム業界を目指す人が事前に問題を知っておくべき内容です。
転職活動をするとき、事前に問題回避できるようにしておきましょう。
1. 給料が低い現実
ゲーム業界は他の業界と比較して給料水準が低いことが多いです。
特に現場の給与は低く、昇給のペースも遅い傾向があります。
多くの人が「もっと稼げる」と期待して入社しますが、実際の給料は期待を裏切ることが多いです。
業界平均の年収は他のIT業界に比べて低く、特に若手社員や新入社員にとっては厳しい現実です。
30歳でも年収300万円以下なんてことはザラにあります。昇給しても数千円など、給料の上りは遅いですね。
ゲーム業界の給料事情について、こちらの記事でくわしく紹介しています。参考にしてください。
2. 長時間の残業
ゲーム業界は納期が厳しく設定されることが多く、リリース前には特に長時間の残業が避けられません。
プロジェクトの進行が遅れると、バグ修正やデバッグ作業が増え、深夜まで働くことも珍しくありません。
このような環境では、ワークライフバランスを維持するのが難しく、体力的にも精神的にも負担が大きいです。
筆者は3か月休み無しで2、3日に1回しか帰れない事態を経験しました。プロジェクトが上手く進まないと、休日返上は当たり前のようにあります。
ゲーム開発はなぜ残業が多いのか?その実態は、こちらの記事で解説しています。
3. 希望する仕事ができない
ゲーム開発の仕事に付くとき、必ずしも希望の仕事ができるとは限りません。
- 希望のプロジェクトではなく、別プロジェクトに配属された。
- 3DCGのモデラーを希望していたけど、モーション担当になった。
- 2DCGでキャライラストを描きたかったが、UIデザイン担当になった。
ゲーム開発では希望通りの仕事ができることは少なく、そのタイミングで必要なポジションに配属されることは多々あります。
希望通りの仕事ができず、やりたいことと違うとストレスを感じてしまう人が多いです。
特にデザイナー志望の人は、理想と現実のギャップに苦しむ人が多いです。
4. 労働環境の過酷さ
最新技術を常に追い求めなければならないゲーム業界では、学習する時間が限られています。
さらに、技術の進化が早いため、常に新しいスキルを身につけなければならず、プレッシャーが大きいです。
これにより、労働環境が過酷だと感じる人が多いです。
ただでさえ長時間労働になりやすい。普段の業務をこなしながら、新しいスキルの習得は難易度が高すぎです。
5. 高い離職率
特にスマホゲーム会社では離職率が高く、人材の出入りが激しいです。
これは労働環境の過酷さや給料の低さが影響しており、安定した職場を求める人には不向きです。
また、転職を繰り返すことでキャリアが安定しないこともあります。
特にプランナーやスクリプターは忙しい割に給料が低い。代わりの人が準備しやすいので、特に離職率が高くなるね。
ゲーム業界の退職理由をまとめた記事はこちら。しっかり確認しておいてください。
6. コミュニケーションの難しさ
職場でのコミュニケーションが希薄で、個人プレーが多いことがあります。
特にリモートワークが進む中で直接顔を合わせる機会が減り、コミュニケーションの取りづらさを感じる人が多いです。
このため、チームワークが求められるプロジェクトではストレスが溜まりやすいです。
元々コミュニケーションが苦手な人も多い。ゲーム開発は多様な職種が協力し合うので、コミュニケーションが取れないと仕事のミスにもつながります。
7. 職場文化のギャップ
異業種からの転職者にとって、ゲーム業界の文化や働き方のギャップは大きいです。
例えば、他のIT業界では正確性や堅実さが重視されるのに対し、ゲーム業界ではクリエイティブな発想やスピードが求められます。
この違いに適応するのが難しく、ギャップに苦しむことがあります。
筆者も異業種から転職しましたが、社会人マナーが出来ていない人が多く、困惑しましたね。。。
8. 会社の将来性への不安
ゲーム業界は常に変化し続けており、会社の将来性が不透明です。
特に、新しい技術やトレンドに対応できない会社はすぐに淘汰されるリスクがあります。
このため、長期的に安定した職場を求める人にとっては不安要素が大きいです。
老舗のゲーム会社は大手企業とのパイプが太かったりします。小さい会社や新しい会社は、倒産リスクが大きくなるので注意が必要です。
9. 売れない作品のプレッシャー
多くの時間と労力を費やして開発したゲームが市場で売れないことは珍しくありません。
特にインディーゲームや小規模のプロジェクトでは、売上が期待を下回ることが多く、このプレッシャーは非常に大きいです。
自分が携わったゲームが売れないと、チームの士気も低下し、やる気を失うことがあります。
ゲームは答えが無い。出したけど売れないというゲームを沢山見てきました。。。
10. スキルの過大評価による失敗
自分のスキルを過大評価して転職すると、実際の業務で困難を感じることがあります。
特に、業界未経験者がこの問題に直面することが多く、現実とのギャップに悩むことになります。
適応するためには、常に学習し続ける姿勢が求められます。
学生では通用しても、仕事で通用しないことがほとんどです。ゲーム制作は想像以上に難しく、心が折れる人がたくさんいます。
11. 仕事のやりがいとストレス
ゲーム制作は楽しいと思われがちですが、実際には非常にストレスが多い仕事です。
納期やクオリティのプレッシャー、長時間労働などが重なり、精神的に疲弊することがあります。
このため、仕事のやりがいを感じる一方で、大きなストレスも伴います。
ゲーム業界は上司からの指摘も厳しい物が多くなる。特に新人は辞めていく人が多い。
ゲーム業界で後悔しないためのポイント
ゲーム業界での転職を成功させるためには、適切な準備と情報収集が不可欠です。
以下に、成功するための具体的なポイントを紹介します。
これらを押さえることで、転職後の後悔を防ぎ、納得のいく仕事ができるようになります。
希望の転職先を徹底的にリサーチする
転職先のリサーチは、ゲーム業界で成功するために最も重要なステップの一つです。
以下の方法を活用して、徹底的なリサーチを行いましょう。
- 公式サイトや公開レポート:企業の公式サイトや公開されているレポートを確認し、会社のビジョンや経営状況を把握しましょう。
- SNSやフォーラム:ゲーム業界に特化したSNSグループやフォーラムに参加し、業界の内情や転職先の評判を情報収集します。
- 口コミサイトの活用:転職会議などの口コミサイトを利用して、実際に働いている社員の声をチェックしましょう。これにより、社内の雰囲気や働きやすさが分かります。
- 転職エージェントに聞く:転職エージェントに協力してもらうことで、一般ではわからない詳しい情報を知ることができます。
ゲーム業界専門の転職エージェントを活用する
ゲーム業界に特化した転職エージェントを利用することで、的確な情報収集が可能になります。
ゲーム業界専門のエージェントは業界内の最新情報や企業の内情に詳しく、あなたに最適な転職先を紹介してくれます。
- 希望の職種や仕事内容。
- 給料や昇給の状況。
- コミュニケーションの取りやすさ。
求人情報だけでなく、企業文化や労働環境についての詳細な情報も得ることができます。
これにより、自分に合った企業を見つけられ、後悔の少ない転職が実現できます。
ゲーム会社の担当者と直接話をしているエージェントは多い。内情を調べるために強力なパートナーになります。
ゲーム業界に強い転職エージェントを、こちらの記事でまとめました。あなたに合ったエージェントが見つかります。
自分のスキルが合っているかチェックする
自分のスキルや経験が転職先の求める条件にマッチしているかを確認することが重要です。
ゲーム業界では、特定のプログラミング言語やデザインツールの知識が求められることが多いため、事前に求人情報を確認し、自分のスキルセットと照らし合わせてください。
業界内での経験や実績があるとさらに有利です。
例えば、UnityやUnreal Engineの使用経験、チームでのプロジェクト管理経験などが挙げられます。
スキル不足を感じるなら、オンラインコースやワークショップを利用してスキルアップしましょう。
面接でしっかり質問する
面接では、転職先の詳しい業務内容やプロジェクトの進行方法、チームの構成などについて具体的に質問することが大切です。
例えば、「1つのプロジェクトのスケジュールはどのようなイメージでしょうか?」や「チームメンバーの役割分担はどのように決まりますか?」といった質問をすることで、入社後の働き方をより具体的にイメージできます。
また、あなたが希望する仕事ができるのか?も聞いてください。
さらに、社風やコミュニケーションの取り方についても確認しておくと良いでしょう。
転職後のギャップを減らすため、積極的に質問することをおすすめします。
長く働くためにも、疑問点はしっかり質問してください。採用側からすると、質問が無い人は興味が無いのかな?と感じてしまいます。
ゲーム業界で後悔しない転職を目指して
ゲーム業界での転職は、夢と現実のギャップに直面することもあります。
しっかりとした準備と情報収集、ゲーム業界専門の転職エージェントからサポートを受けることで、成功の確率を高めることができます。
今回紹介したポイントを押さえ、自信を持ってゲーム業界に挑戦してください。
後悔しない転職を実現し、充実したキャリアを築くための第一歩を踏み出しましょう。
しっかり情報を集めて、ゲーム業界でキャリアを成功させましょう!
ゲーム業界に強い転職エージェントの紹介
ゲーム業界専門の転職エージェントを利用することで、効率よく転職活動を進めることができます。
ゲーム業界専門で、特に強力な転職エージェントはこちら。
ゲーム業界の転職を成功するには、この3社を利用してください。
ゲーム業界特化の転職エージェント3選 | |
---|---|
【スカウト型・登録必須】 ゲームキャリアスカウト | ゲーム業界特化のスカウト型転職サービス。 自分では見つけられなかった企業からのオファーに期待できる。 オファーを待つ転職で、転職活動の幅を広げられます。 ゲーム業界の転職なら登録必須です。 ゲームキャリアスカウトの口コミ・評判 |
G-JOB エージェント | ゲーム業界の求人数No1の実績。 ゲーム会社での実務経験を持ったコンサルタントしか 在籍していないため、求人のマッチング精度が高い。 G-JOBの口コミ・評判 |
シリコンスタジオエージェント | シリコンスタジオは国内大手のミドルウェア開発会社。 ゲームに精通したシリコンスタジオは、数多くの非公開求人を保有。 希望にあった求人提案をしてもらえます。 シリコンスタジオエージェントの口コミ・評判 |
どこも簡単に無料で登録でき、気軽に相談できるので、たくさん利用して情報収集していきましょう!
転職エージェントは3社ぐらい登録しておくといいですよ。
全ての転職エージェントが、全て同じゲーム会社と提携しているわけではありません。
そのため、3社ぐらい登録しておけばだいたいの求人を網羅できてきます。
転職サイトAに登録されている企業が、転職サイトBには無い。その逆もありえる。
3つ以上登録すると、管理が大変になるから気を付けてください。
求人紹介メールが多くなると管理も大変になるので、まずは3社ぐらいに登録して様子を見るのがおすすめです。
筆者も転職エージェントにたくさん相談してたよ!
>>ゲーム業界に強い転職エージェントを上手く活用する方法を、こちらの記事でくわしく説明しています。
転職エージェントを使いたい方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
コメント