ゲーム業界に入るために資格と取ろうかな?
そもそも、資格があると有利なのかな?
こんなお悩みに、ゲームディレクター歴10年以上の筆者がお答えします。
この業界では資格よりも“経験”がカギを握ります。
資格が全く役に立たないということはありませんが、やはり経験がものを言う業界です。
本記事では、ゲーム業界への足がかりを探るため、資格と経験の影響、そのバランスについて考察していきます。
また、求職者自身が持つべきスキルやアピールポイントとは何かを詳しく解説。
特に経験と資格の取捨選択、それぞれのメリットデメリット、そして資格・経験に頼らない求職活動についても語っていきます。
この記事を読み、ゲーム業界に入るために必要なことを学んでください。
ゲーム業界の就職・転職の資格と経験
ゲーム業界の就職や転職に際して、必ずしも特定の資格が必要というわけではありません。
ゲーム制作に関わる職種は多岐にわたりますが、中でもデザイナーやプログラマーといった職種では、専門的なスキルや経験が何よりも重視されます。
資格も確かに重要ですが、それよりも実際の業務をこなす能力や知識、経験の方が求められる傾向が強いのです。
資格が重要視されない理由
ゲーム業界で直接的に求められる資格はほぼありません。
例えばプログラマーであればプログラミングスキルの証明として資格が求められることもありますが、それよりも実際の経験やスキルが重要視されることがほとんどです。
資格の有無よりも、ゲーム開発の現場で即戦力となる知識や経験があるかどうかが、最終的な採用の決め手となります。
資格は無いよりあったほうがいいけど、採用の決めてとまではいかないね。
ゲーム業界への就職・転職で重要視すること
ゲーム業界への就職や転職を考える際、まず重要視するべきは自身のスキルと経験です。
具体的には、ゲームのデザインやプログラムの知識など、ゲーム制作に必要なテクニックや経験が大切となります。
また、ゲーム市場の動向理解やプレイヤーのニーズ把握も重要です。
これらは資格ではなく実績や経験を重視されるポイントとなります。
実際に市場へゲームをリリースした経験など、個人レベルでも経験があると交渉テーブルに乗せやすくなるのは間違いない。
経験がもたらす影響
ゲーム業界で働く上で経験は大きな影響を及ぼします。
企業によりますが、新卒者ではなく経験者を求めるケースが多く、キャリアやスキルを持つ求職者が有利となる場面が多くあります。
例えば、プロジェクトマネージメントの経験や特定のソフトウェアを使った開発経験があると、より幅広い業務に対応可能と判断されやすくなります。
経験の種類とは?
経験と一言で言っても種類は様々です。
- 個々の業務経験や特定のツールの使用経験
- プロジェクトのマネージメント経験
- 過去にリリースしたゲームの制作経験
など、多岐に渡ります。
求人によっては、プログラミング言語の経験年数や、使用できるソフトウェアの幅などが具体的に要求されることもあります。
個人レベルでもSteamにゲームをリリースしたなど、実務レベルで使える経験があると有利になるよ!
経験によるスキルアップ
実戦での経験はスキルアップに繋がります。
新たなソフトウェアの学習やプロジェクト参加などを通じて経験を積み重ねることで、自身の技術力は向上します。
また、問題解決能力やコミュニケーション能力なども同時に身につけることができ、これらはゲーム業界で働く上で必要不可欠なスキルと言えるでしょう。
未経験でいきなり実践は難しい。最短で経験を積むなら専門学校かな。業界人に知人がいるなら相談してみるといいですね。
ゲーム業界での資格とは?
資格というと、厳格なルールや検定試験を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、ゲーム業界でよく聞く資格というのは、その多くがスキルや知識の証明レベルのものです。
伝統的な試験による資格よりも、自身の経験や能力をアピールするものが多くなってきています。
ゲーム業界に関係する主な資格
ゲーム業界を目指す人が資格を取るとすれば、主にいかを取得するでしょう。
- CGクリエイター検定
- CGエンジニア検定
- Photoshop クリエイター能力認定試験
- Illustrator クリエイター能力認定試験
- 色彩検定
- マルチメディア検定
- C言語プログラミング能力認定試験
全て個人で試験を受けることができるので、自分の知識レベルを知るためには有効な資格です。
自分のスキルレベルを知るための資格取得は効果が高いね!
ゲーム業界で求められる資格
ゲーム業界で直接的に求められる資格は基本的にありません。
ただし、例えばゲームプログラミングにおいては特定の言語の資格を保有していると、技術力の証明になります。
デザイナーの場合も同様に、PhotoshopやIllustratorのようなツール操作の証明として資格が有利に働くことがあります。
しかし、資格よりも実際の制作経験や成果物が重視される傾向にあります。
資格はスキルレベルの証明書。だけど、実務ができなければ意味がないよね。
資格の有無がもたらす影響
資格の有無が就職・転職活動に影響をもたらすことはありますが、それはあくまでも一部分であり、絶対条件ではないことを理解することが大切です。
実際の業務においては、資格を持っているだけではなく、それを活かすことができるかどうかが重要視されます。
資格を持っていても、結果が出せなければ意味が無い。資格を持っているだけでは評価があがることはないね。
常識的な資格取得の場合、そのメリットとデメリット
一般的に認識されている資格について述べると、メリットとしてはその資格によって得られる知識やスキルが評価され、求職活動で有利に働くことがあります。
しかし、デメリットとしては資格取得に向けた時間や費用が大きな負担となることや、資格を持つことと実務経験が混同されることにより、実際のスキルが過小評価されるリスクもあります。
そんな資格持ってるのにできないの?みたいに言われる可能性もあるってことね。勉強して取る資格と実務経験は別物と考えようね。
ゲーム業界特有の資格取得の場合、そのメリットとデメリット
ゲーム業界特有の資格の場合、それが現場での即戦力として認識されやすいというメリットがあります。
しかし、デメリットとしては資格取得に伴うコストや時間、またその資格が特定の分野に限定的であるため汎用性が低いといった問題点が挙げられます。
Unity認定資格など、ゲーム業界特有の資格は他の業界で役に立たない。取得の勉強に時間もかかるから、よく考えて挑戦しないとダメですね。
ゲーム業界での経験とは何か?
ゲーム業界での経験とは、このようなことを差します。
- 具体的なプロジェクト参加
- ソフトウェアの操作
- 制作過程の理解
ゲームを創るために必要な一連の流れを自分自身で経験することを指します。
必ずしも会社に所属して経験したことだけが認められるとは限りません。
個人製作でも、世の中にゲームをリリースしたり、売り上げを上げた経験は評価に値する経験です。
経験がもたらす具体的なメリット
経験がもたらすメリットとしては、まず挙げられるのがプロジェクトの見通しを立てやすくなるという点です。
具体的な工程を経験したことで、計画的にタスクを進めることができ、その分、生産性も上がります。
また、実際に手がけた経験から得られる知見は多く、それが新たなアイデアを生む原動力ともなります。
経験の有無で求人への影響
経験の有無は求人に大きな影響を与えます。
一般に、ゲーム開発会社は開発プロジェクトにすぐに参加できる人材を求めています。
そのため、”実務経験”が重要視されます。
また、業界独特の文化や慣習を理解しているという意味でも経験者が優遇されます。
ゲーム業界は経験者優遇は間違いありません。若手を育てる必要もあるけど、目先の業務ができる人に需要が高いんです。
実務経験がもたらす利益
実務経験があるということは、具体的にゲーム開発の流れを理解しており、すぐに業務に対応できるという意味になります。
これは、新たな開発環境にも早く適応できるという強みに繋がります。
ゲームプレイによる経験がもたらす利益
また、豊かなゲームプレイ経験も大切です。
面白くなりゲームは、何が面白くないのか。
ゲーム業界で働くなら、嫌いだからやらない!ではなく、ゲームを分析する気持ちが大切です。
これは、ユーザーニーズを理解し、それを元にした改善策や新たな要素を提案できる能力を養うためにとても重要です。
たくさんゲームを知っていると、アイデアも豊富に出せる。また、クライアントと話すときも例が出せてイメージが共有しやすくなるよ!
求職者がゲーム業界で求められるもの
ゲーム業界で働くには、特定の資格や経験だけではなく、以下のような様々なスキルが求められます。
- パーソナルスキル
- コミュニケーションスキル
- 専門的なスキル
- フレキシブルな思考スキル
- 創造力と発想力
絵が上手い、バグが少ないプログラムが書ける、仕様書が見やすい。
このようなスキルは、上手くなるのを目指すのは当たりまえです。
ゲーム制作現場では、専門的なスキルの他に重要なスキルがあるので覚えておきましょう。
パーソナルスキル
信頼性や誠実さなどのパーソナルスキルは、どの業界でも求められます。
ゲーム制作はチームで行われることが多いため、協調性やチームワークを尊重する姿勢も大切です。
自分の仕事ができていないと、周りの人にどんな影響があるのか。周りの人は何を優先してほしいのかを考えられることが信頼性と誠実さにつながります。
パーソナルスキルを磨くには、周りの人を思いやる気持ちとコミュニケーションが重要です。
コミュニケーションスキル
アイデアを適切に伝え、他者との協力を円滑にすすめるためには、コミュニケーションスキルが必要です。
相手の意見を尊重し、自分の意見を適切に伝えることが求められます。
コミュニケーションスキルを高めるには、普段から人と話をすることが一番です。
コツは自分から話しかけることです。
こんなことがあったんだよ!と自分から話をすることで、相手も心を開きやすくなります。
話しかけられるのを待つのではなく、自分から話しかけることを心がけていきましょう。
休日に見た映画の感想やゲームで面白かったこと、読んだ本の感想など、仕事以外のことでもいいので話をしよう!
専門的なスキル
デザインやプログラミングなど専門的なスキルは、具体的な業務を行う上で欠かせません。
特に、ゲーム業界は技術の進化が早いため、最新の技術に対応できる力が求められます。
というか、プロなら上手くならないとダメだし、新しい技術を知るのは当たり前です。常に向上心を持つことが大切だよ。
フレキシブルな思考スキル
ゲーム開発は時として予期せぬトラブルや変更が発生します。
そのような状況に対応し、素早く問題解決に取り組む能力、即ちフレキシブルな思考スキルが求められます。
指示を待つだけでなく、どうやって作ればいいか?など考えられる力が必要。指示待ちタイプの人は伸び悩む可能性も高くなるよ。
創造力と発想力
ゲーム業界は常に新しいアイデアや表現が求められる分野です。
新たなゲームの企画やデザイン、シナリオ作りなど、創造力と発想力を活かせる場面は数多くあります。
ゲーム制作にセオリーだけではいけません。常に新しいアイデアを盛り込むことを心がけましょう。
前よりもここが優れている、今回はここが効率よく作れたなど。少しずつでも成果が上がっていることが実感できるように、発想力を高めよう!
経験と資格:ゲーム業界での重要性再確認
経験と資格のどちらが必要という問いに対し、ゲーム業界においては経験が優先される傾向にあるのは間違いありません。
しかし、自分のスキルレベルを証明するために資格を持つことが有効であることも事実です。
理想的には、資格と経験の双方を持つことがベスト。
資格は手に入れた知識とスキルの証明であり、経験はそれを実際の現場で活かすことができる証明となります。
どちらを優先するか、どのように考えていくかをそれぞれ説明します。
資格取得を狙う場合のアドバイス
資格取得を目指す場合、それが特定の技術の証明になるものである場合は有用です。
例えば、Microsoft認定資格やオートデスク認定資格など、世界的に認められた資格ならゲーム業界以外でも活かせます。
しかし、資格取得のタイミングを見極めることも大切。
独学で学ぶことが可能な技術である場合は、実務経験を優先したほうが良い場合もあるのでよく考えましょう。
ゲーム業界なら、資格の勉強より、実務経験の時間を増やした方がいいでですね。
経験を積む場合のアドバイス
経験を積むことで、業界で必要な技術やノウハウを直接学ぶことができます。
これは求職活動だけでなく、自己成長の観点からも非常に有益です。
ただし、経験を積む際も無理をせず、自分のペースを大切にしながらスキルアップしていくことが大切です。
個人でも会社でも、経験することが一番力になる。勉強も大切だけど、経験優先で考えて行きましょう。
ゲーム業界での成功の鍵-資格よりスキルと経験
この記事では、ゲーム業界への就職・転職における資格と経験の重要性について詳しく解説しました。
簡単にまとめると、このような内容です。
- ゲーム業界は、資格の有無を重要視しない。
- 資格よりも経験が重要視される。
- パーソナルスキルやコミュニケーションスキルが大事。
- プロなら専門的スキルは常に向上を目指すのが当たり前。
- 資格の取得より、経験を積むことを優先すること。
ゲーム業界では専門的な資格よりも、実践的な経験とスキルが重視される傾向にあります。
職種によりますが、デザイナーやプログラマーといったポジションでは、資格よりも堅実な経験や特化したスキルがより価値を持つことが重要視されます。
さらにコミュニケーションスキルやフレキシブルな思考力、創造性も得ている求職者が求められており、それは資格ではなく、日々の経験から学ばれます。
しかし、決して資格が無意味ということではありません。
それ自体が基礎的な知識を証明する証であり、自己啓発の一環として必要な場合もあります。
ゲーム業界への就職・転職を志す方々は、自身のスキルや経験を十二分にアピールすると同時に、独自の視点や創造力を活かした業務への取組みを明確に示すことで、より魅力的な求職活動ができるでしょう。
資格の取得もいいけど、とにかく経験とスキル向上だ第一優先でがんばろう!
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